どうもどうもこんばんは。33女です。
だから…
だから秋がすきなんです…。
だから…
だから一軒家はこわいのです…。
ではタイトルの件。
早い話ムカデが出ました。わたしの住処である2階に。
いつも通り隣県さんとやり取りしながら。飲み物を取りに台所へ。
なみなみ、とまでは言えないけどそこそこ麦茶の入ったグラスを持ち、鼻歌でも歌い出しそうな気分で部屋に戻ろうとすると。
~~♪
…………!!!ズザッ!(後ずさりする音)
ビチャビチャッ!!(麦茶をこぼす音)
と突然あらわれたムカデに驚き。盛大に麦茶をこぼし。
どどどうしようどうしよう!といい年してパニックです。
時刻は深夜と言っていいほど。さすがにおかあさんを起こすのも躊躇われる時間です。
何とか…何とか自分で……わたしには隣県さんが…(?)
とあたりを見渡すと。
なぜか1メートルほどの長さがある、段ボール製(?)の棒が。(ラップの芯みたいな、かったいやつ。)
何だこれ?何でこんなものがここに?何に使ったっけ…?これ細工したらかっこいい剣作れそうだな…
あ!いやいやいまそんなことはどうでもいい!これは使える!!何たってリーチがある!
しかしこれでえいや!と叩き潰すのもそれはそれで気が引ける。だって亡骸を片付けるのも、わたし。
再びあたりを見渡すと。
コロコロが目に留まります。
あれを先端にくっつけてムカデをペタッとして…!!
作戦は決まりました。
ムカデを見逃さないためにも眼鏡をかけ。コロコロをびりびりと破り。何とか「ムカデくっつけ機」を製作します。
合間合間でどこかにいかないように、とムカデに視線をうつしたのですが。
眼鏡をかけているため、鮮明に見える、足、足、足。
いやあああああ!!(小声)
と叫び声を深夜仕様にする余裕は残しつつ。準備は出来ました。
こう来たらこう、というシミュレーションを脳内で繰り広げ。壁にひっつかまるムカデをムカデくっつけ機ではがします。
すると、
わあー♡新鮮なお魚ー♡
と言わんばかりにピチピチと体をくねらせ。必死に抵抗するムカデさん。
そのたんび、蠢く、足、足、足。
うわああああきもちわるううう!!!(小声)
としているうちにムカデがぽとりと落ちます。
彼(?)も必死です。命をとるかとられるか。そんな攻防。
しかしわたしもわたしでこの後の安眠のため、と必死に床を這いまわる彼(?)を追いかけます。
くっついては剥がれるムカデをムカデくっつけ機に何度もくっつけ。
少しずつ外を目指し。
って書いた割に逃げられたんだけどね。まあわたしの部屋からは離れたのでよしとしましょう。
もうやだ…。
時期も時期。加えて先日、おとうさんがもりもり庭の木を剪定したので。それも関係してるんじゃねえか、とまで思っています。
…分かった、分かったよ。こんな不毛な戦い。お互い本意じゃないでしょう。
わたし虫苦手だけど。だからこそわたしが行く。
サミット開こう。虫と人間の。
まあね、中にはね。少数だけど、虫だいすき、って人間もいる。
虫の中にも、少数だけど人間だいすき、って虫もいるでしょう。たぶん。
でもね、おそらく大多数の人間が、わたしと似たような反応を取ると思うの。
こうやってお互いを見つけるたびに命をとるかとられるか。そんなのもう、悲しいじゃん。やめよ?それ。
だからね、お互いがお互いの前に姿をあらわさない、それが一番だと思うの。
たまにはね、うっかり、もしくは思いがけず。鉢合わせちゃうことだってあると思う。それは仕方ないよ。
そんな時にはね、洋画のくどい吹き替えのように、
いいか、10数えるうちにこの場から離れるんだ。出来るな?そう、いい子だ。そうすれば、危害は加えない。
なんて。
そんな感じで、共存していこう?
勝手な言い分だってのは分かってる。長い歴史の中で、人間の登場の方があなたたちよりずっと後。
でも人間はあなたたちより大きな体と、大きな脳みそを持ってる。あなたたちを滅ぼすことは出来ないけど、一対一の戦いでは、まず負けることはないんだ。
だからこの条約、結んでくれないだろうか…。
なんてことを想像するぐらい、虫、いや。こわい。無理。
ほんとにだれかさあ、作って。マジックハンドのハンドが、箱みたいになったやつ。
ガションと力を込めれば、箱が閉じて虫を閉じ込められるような、そんなやつ。
ド、ドクター中松さん…!!
ほいじゃあ、またね…。
↓よかったらぽちりんこ。↓